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軽貨物の持ち込みにはデメリットもある?持ち込みでできる仕事の違いなども紹介

軽貨物ドライバーの仕事を始めるとき、「自分で車両を用意し、持ち込みで働くか」について悩む方は少なくないでしょう。

車両購入費などは、軽貨物ドライバーの開業資金の大半を占めていることもあり、なかなか決断できないかもしれません。

しかし、自分の軽貨物車両を持つことで、「車両持ち込みOK」の案件を複数請け負うことができ、仕事の幅が増えるというおいしいメリットもあります。

今回は、軽貨物の仕事で持ち込みできる車種や、車両持ち込みで働くメリット・デメリット、注意点について解説します。

目次

軽貨物運送業は車両持ち込みでもできる

軽貨物自動車

軽貨物運送の仕事は、自分の所有している軽バンなどの車両を持ち込んで働くことができます。

そもそも個人事業主として独立開業している軽貨物ドライバーの場合は、車両持ち込みが前提の場合が多いです。

とはいえ、なかにはレンタルで軽貨物車両を貸してくれる運送会社もあります。

しかし、車両購入費用などは会社にとって負担となることも多いため、業務委託やフリーランスで活動している軽貨物ドライバーに対して、車両を用意してくれるケースは少ないです。

もし自分の車両がない場合は、新車や中古車を購入するか、リースやレンタル契約する必要があります

軽貨物でできる仕事は持ち込む車両によって異なる?

軽貨物で使われる車両の種類は、常温車・冷蔵車・冷凍車の3つに分類されます。

これらの中から、どの車両を持ち込むかによって受けられる案件も異なります。

一般的なのは、いわゆる軽バンと呼ばれる常温車です。軽バンで出来る仕事は幅広く、宅配やスポット・チャーター配送など、常温で運べるものならほとんど受けられます。

残り2つの冷蔵車と冷凍車は、断熱板で囲われた荷室がついており、冷却性能がついている車両のことを指します。冷蔵・冷凍などのチルド案件を受ける場合は、冷却性能を備えている「冷蔵冷凍車(チルド車)」が必須です。

なお、通常の軽車両と冷蔵車・冷凍車を比較すると、冷蔵車・冷凍車の購入費用や燃費など維持費用は高くなる傾向があります。

とはいえ、冷蔵・冷凍車で受けられるジャンルはニッチであり、受けられるドライバーも少ないため、案件1つあたりの単価は高めに設定されているケースが多いです。常温以外に、市場や小売店などへの配送も受けたいと考えている場合は、用意する車両の種類を十分検討するとよいでしょう。

軽貨物で持ち込み可能な車両の条件

まず大前提として、車検証に記載されている自動車の用途が「貨物」であることが必須です。そのほかにも、事業用の黒ナンバーを取得している必要があります。

家庭用の普通自動車を使いたい場合は、軽貨物車両に変更しなければいけません。ただし、軽貨物に登録できる車両は「荷室の最大面積が1㎡以上あること」など、一定の条件を満たす必要があります。

また、案件によっては商品を保冷するための「冷蔵車」「冷凍車」など指定があるなど、ルールが定められているケースもあります。

軽貨物で持ち込みできる車種は?

軽貨物で持ち込み可能な車種は、以下のとおりです。

  • 貨物自動車
  • 箱車
  • 幌車(ほろしゃ)
  • 冷凍・冷蔵車

それぞれのメリット・デメリットを、下記の表にまとめました。

車種メリットデメリット
貨物自動車・車両価格が安い
・荷室が広い
・小回りが効きやすい
・最低限の装備しかない
箱車
・車両価格が安い
・食品や日用品の運搬に最適
・荷室をパネルで囲うため視界が狭い
幌車(ほろしゃ)・荷台が広い
・引越しや農作物の運搬に最適
・雨風を完全に防げない
・精密機器の運搬には不向き
冷凍・冷蔵車・通常の常温車としても使える
・需要の高いチルド案件が受けられる
・価格が高い
・維持費が高い
軽貨物で持ち込み可能な車種のメリット・デメリット

宅配やスポットメインで稼働したい場合は、小回りが効きやすく荷積荷下ろしがしやすい、軽バンと呼ばれるポピュラーな貨物自動車を選ぶといいでしょう。

軽貨物運送業で車を持ち込むメリット

軽貨物ドライバーが車両持ち込みで働く際には、4つのメリットがあります。

  • 業務委託契約で柔軟に働ける
  • 車種の選択ができる
  • 車内を自分好みにカスタマイズできる
  • 正規雇用の社員より高額な報酬が得られることもある

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

業務委託契約で柔軟に働ける

自分の軽貨物車両を持ち込むことで業務委託として契約し、さまざまな案件を回してもらえるようになります。

荷物1つあたりの単価や1日あたりの報酬など、さまざまな契約内容で働けるので、交渉次第では自分にとって働きやすい条件にできることもあります。

徐々に委託先の信頼を勝ち取っていけば、優良案件の単発配送なども依頼されることもあり、自分の頑張り次第で収入を増やしていくことも可能です。

車種の選択ができる

自分で車両を持ち込むということは、車種を自分で自由に選べるということ。

運送会社に雇用されている社員や委託先から貸し出される場合は、好みではない、運転しにくい車種が回される可能性もあります。

自分の好みだったり扱いやすい車両で働けることは、気持ちよく仕事ができるかという点にも関わります。

車内を自分好みにカスタマイズできる

自分が所有する車両のため、自分の好みに車内をカスタマイズできるのもメリットの1つ。リースでは車内のカスタマイズに制限があるため、自分の運転しやすい環境を作ることは難しいでしょう。

自分の過ごしやすい環境に整えた車で働けるのは、心身ともに負担も減らせるのではないでしょうか。

正規雇用の社員より高額な報酬が得られることもある

車両持ち込みで仕事を請け負ってくれる軽貨物ドライバーは、運送会社にとって車両購入費やメンテナンス代などの負担を減らしつつ低予算で経営できるため、運送会社にとってありがたい存在です。

そのような理由から、報酬額を増やす形として還元してもらえるケースもあります。

一方、運送会社に直接雇用されているドライバーの場合は、毎月決まった給与額しか支払われません。軽貨物ドライバーとして同じように働くならば、少しでも報酬が高いほうが良いですよね。

双方にとって軽貨物車両を持ち込んで働くことはメリットになります。

軽貨物運送業で車を持ち込むデメリット

軽貨物ドライバーが車両持ち込み働くデメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • 車両購入費用を確保する必要がある
  • 持ち込みNGな車両もある
  • 車両維持費や車検代などがかかる

それぞれのデメリットについて解説していきます。

車両購入費用を確保する必要がある

新しく車両を購入する場合は、開業資金としてまとまった費用を確保しなければなりません。開業資金がかさんでしまうと負担も大きくなるため、事業のスタートに影響が出てしまうケースもあります。

独立失敗に陥らないためにも、開業資金はなるべく低く抑えることが重要

途中で挫折しないためにも、最初はリース契約を利用する、車両購入費用を貯めてから挑戦するなど、計画的に進めることを心がけてください。

持ち込みNGな車両もある

状況によりますが、委託先の都合によって持ち込み不可な車両もあります。案件によって、持ち込みできる車両に指定の車種があることもあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

車両維持費や車検代などがかかる

軽貨物車両を持ち込むということは、自分で車検代や駐車場代などを負担する必要があります。開業時は、車両購入費用だけでなく、車両を保持するための資金もしっかりと確保しておきましょう。

軽貨物運送業で車を持ち込む際の注意点

軽貨物で車を持ち込む際は、以下3つの注意点を押さえておきましょう。

  • メンテナンスを怠らない
  • 過度な改造をしない
  • 燃費の性能を考慮する

メンテナンスを怠らない

持ち込みで働く限り、車両のメンテナンスは自分自身で行う必要があります。そして、軽貨物の仕事は、依頼主の商品を無事に届けなければいけません。

たとえば、チルド案件などを受ける場合は単価が高い分、それだけ大きな責任が伴います。車両のメンテナンスを怠った結果、冷却性能に問題が発生し商品が溶けてしまうなどのアクシデントが起こる可能性もあります。万が一、商品に何かあった場合、責任を取るのはドライバーです。

また、商売道具である車両が故障してしまっては、働きたくても働けない状況に陥ります。稼働できない間は報酬も得られないため、生活に影響が出る可能性もあります。

仕事を始める前はタイヤの空気圧やすり減りなどを確認する、エンジンオイルやブレーキなどのチェックを定期的に依頼するなど、車両のメンテナンスを怠らないようにしてください。

過度な改造をしない

軽貨物ドライバーは車内で過ごす時間が多くなります。

快適に仕事をするために、車内に仕切りをつけたりドリンクホルダーをつけたり。また、仕事を効率的にこなすために、荷室をフラットな状態にしたりLEDライトをつけたりなど、常識の範囲内で改造するのは問題ありません。

しかし、スピードを速く出すために過度な改造をするなどは好ましくありません。業務委託での仕事に支障が出ない範囲にしましょう。

車両の燃費を抑える

車両持ち込みの案件を受ける際は、自己負担が多くなります。そのため、自分の手取り収入額を増やすためには、毎月の経費をどれだけ節約できるかが大きく影響します。

とくにガソリン代は一番の節約ポイントです。

ガソリン代はほぼ毎日支払わなければならないため、燃費の悪い車両だとムダに経費がかかります。持ち込みで働く場合は、燃費の良い車両を選んだり、アイドリング時間を減らしたりなど、車両の燃費を抑えることを意識しましょう。

軽貨物の持ち込み可能なドライバー募集は多い。メリットを生かして収入を増やそう

軽貨物運送では、車持ち込みでドライバー募集をしている案件がほとんどです。車両を持っていない場合は、自分で用意しなければいけません。

新たに車両を購入する場合は、まとまった費用が必要だったり経費がかかったりなど、なにかとお金がかかります。しかし、自分専用の車両を持つことで、車両を自分仕様に改造できるなどのメリットもあります。

ただし、案件によっては持ち込み車両のルールを定めているケースもあるため、どのような案件を受けたいのか?仕事の幅をどのくらい増やしたいのか?などを考慮するとよいでしょう。

自分の軽貨物車両を持ち込んでどんどん仕事を請け負い、稼げる軽貨物ドライバーを目指してくださいね。

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