大企業でも副業を認め、副業での経験を本業の変革に生かしてほしいという流れもでてきているのはご存知でしょうか。
副業の一つとして、軽貨物ドライバーを選ぶ方が今、多くなってきています。
仕事量はありますし、人手が慢性的に足りないので、土日祝日だけ働くということでも需要が高いです。
今回は軽貨物ドライバーを副業として選ぼうか悩んでいる方向けに、以下のことをご紹介していきます。
- 副業で軽貨物ドライバーを始める方法
- 副業で軽貨物ドライバーを始める際の注意点
- 副業で軽貨物ドライバーを始めるメリットとデメリット
上記の3点を中心に副業としての軽貨物ドライバーについてご説明していきましょう。
副業で軽貨物ドライバーを始める方法
副業として軽貨物ドライバーの仕事を始めたいけどどのようにしていけば良いか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
副業として軽貨物ドライバーの仕事を始めるために何から始めていけばいいのかについてご紹介していきます。
以下の3点から始めていくことが多いと思いますので、それぞれご紹介していきましょう。
- 黒ナンバーを取得する
- 配送アプリなどに登録する
- 求人サイトから応募する
上記以外のことから始める方もいますが、まずは上記の3点から始めることをおすすめします。
黒ナンバーを取得する
軽貨物ドライバーの仕事を始める上で、「黒ナンバー」を取得していかなければなりません。
そのためには、以下のものが必要になります。
- 軽貨物車両
- 貨物軽自動車運送事業経営届出書
- 事業用自動車等連絡書
- 運賃料金票
- 事業で使う軽貨物車両の車検証
上記のものを買ったり記入を済ましたりしておく必要があります。
記入した書類は、運輸支局に持っていきましょう。書類に不備がなければ、運輸支局から事業用自動車等連絡書を発行してもらえます。
次に事業用自動車等連絡書を持参して軽自動車検査協会へ向かいましょう。
軽自動車検査協会に事業用自動車等連絡書を提出すれば、軽貨物運送業を始めるために必要な黒ナンバーを発行してもらえます。
黒ナンバーについては以下の記事で詳しく解説しています。
自分で起業する
黒ナンバーを取得したら、自分で起業して仕事を受けていくということも可能です。
そのためには、以下のものを最低限用意しなければなりません。
- 黒ナンバーの軽貨物車両1台以上
- 車庫
- 営業所
- 運行管理体制の整備
- 最低限の資金
黒ナンバーや軽貨物車両は事前に取得する方が多いですが、気をつけなければならないのはその他の項目です。
車庫や営業所も構えなくてはなりませんが、これはほとんどの場合、自宅と併設ということで解決できます。
車庫については、営業所の半径2km以内にあれば良いので、よほどのことがない限り、条件を満たすことができるでしょう。
自賠責保険や任意保険に入ることで運行管理体制を整えているとみなされます。お金はかかりますが必要なことなので、しっかりと加入しておきましょう。
また、どうしても最低限のお金が必要です。毎月の保険の掛け金や駐車場費用、ガソリン代や整備費用など、すべて自分で払っていかなければなりません。
経費として計上できるものも多い点は安心できる点ですが、どうしても開業に最低限の資金は必要になります。
事前に計算しておいて、お金を用意しておきましょう。
軽貨物ドライバーの起業については以下の記事で詳しく解説しています。
⇒軽貨物運送業で起業しよう!軽貨物ドライバーでも失敗しない4つのポイント
注意!会社に副業の許可を得ておこう!
黒ナンバーを取得し、さあ働こう!と思う方も多いですが、その前に気をつけてください。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://keikamotsu-driver.jp/wp-content/uploads/2020/06/AdobeStock_79713503-scaled-e1613532045666.jpeg” user_name=””]今働いている本業の職場に、副業の許可をしっかりともらっておきましょう。[/speech_balloon_left1]
副業を認めていない場合、副業が最悪解雇事由になってしまいます。しっかりと、副業をしてもよいかどうか許可を取っておきましょう。
軽貨物ドライバーの副業については以下の記事で詳しく解説しています。
⇒不況に強い!副業としての軽貨物ドライバーの始め方や注意点を徹底解説
配送アプリなどに登録する
準備ができたらあとは仕事を受けていくだけです。最近は配送アプリを利用して仕事を受けていく方が多くいます。
配送料金や配送区間、配送場所など自分の条件を入力して最適な配送案件を請け負うことが可能です。
ちょっとした空き時間や土日や祝日などにも配送の依頼があるため、仕事の量はあるといえるでしょう。
ですが、良い配送の案件は同業他者との早い者勝ちや条件での戦いになってしまします。
より多く良い条件の配送案件を受けられるように、アプリ内での実績を高めて信頼を得られるようにしておくこと必要があるでしょう。
また、一つの配送アプリだけでなく、複数の配送アプリに登録しておくことで、より仕事に出会う機会が増えますのでおすすめしたいです。
配送マッチングアプリについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒不況に強い!副業としての軽貨物ドライバーの始め方や注意点を徹底解説
求人サイトから応募する
副業として軽貨物ドライバーの仕事を募集している事業者も求人サイトにいます。
数時間だけという働き方でも良いとしている案件や土日祝日だけでもよいという案件もあるでしょう。
より自分の希望にあった条件の求人があった場合には積極的に応募してみて話を聞いてみるのもよいのではないでしょうか。
副業で軽貨物ドライバーを始める際の注意点
副業で軽物ドライバーの仕事をしていく上で気をつけなければならないこともあります。
以下の2点はお金の話でもありますので、特に気をつけなければならないでしょう。
- 領収書の保存を忘れずに!
- 20万円以上稼いでしまった場合は注意が必要
上記の2点について、詳しくご説明していきましょう。
領収書の保存を忘れずに!

個人事業主として働く場合、自分で確定申告をしていかなければなりません。
確定申告をしていく場合には、領収書やレシートなどを残しておき、経費として計上していくことが可能です。
売り上げにかかった経費については、領収書をしっかりともらうようにしていきましょう。
また、事務用品など思わぬものが経費として計上できることもあるため、青色申告会などに所属しておくとさまざまなアドバイスをもらえるのでおすすめです。
軽貨物ドライバーの経費については以下の記事で詳しく解説しています。
20万円以上稼いでしまった場合は注意が必要
平日は本業としてサラリーマン、土日に軽貨物ドライバーの仕事をしていく場合には、副業での収入が20万円以上になってしまう場合、確定申告が必要になります。
帳簿をしっかりとつけて、上記で説明した領収書やレシートもとっておき、確実に正確に確定申告できるよう備えておくようにしましょう。
軽貨物ドライバーの確定申告については以下の記事で詳しく解説しています。
副業で軽貨物ドライバーを始めるメリットとデメリット
副業で軽貨物ドライバーの仕事を始めていくメリットとデメリットが気になるという方も多いでしょう。
ここからは軽貨物ドライバーの仕事をしていく上でのメリットとデメリットについて詳しくご説明していきます。
開業資金が少なく始めやすい
軽貨物ドライバーを副業とした場合、最大のメリットは開業資金が少なく始めやすいということでしょう。
軽貨物車両を購入したりリースしたりして、黒ナンバーを取得し、最低限度の開業資金があれば始められます。
[speech_balloon_right2 user_image_url=”https://keikamotsu-driver.jp/wp-content/uploads/2021/02/510063-e1613532426150.png” user_name=””]副業を始めたいと思ってから仕事を得るまでの時間のロスも少ないため、今すぐにでも副業を始めたいという方におすすめしたい副業です。[/speech_balloon_right2]
収入が安定しない
軽貨物ドライバーの仕事を副業とする場合のデメリットは、収入が安定しないということです。基本的に、一案件ごとに配送料金が変わってきます。
さらに、仕事があれば収入に繋げられる可能性がありますが、仕事にありつけない場合、収入は見込めません。
ある土日はものすごく仕事があったけれども、今週の土日は少なかったということも多いです。
安定して月にいくら稼げるという計算がなかなかできない点はしっかりと頭の中に入れておきましょう。
まとめ:「軽貨物ドライバーを副業の選択肢にしてみてはいかがですか?」
軽貨物ドライバーの仕事を副業として選んでいくことについて、「軽貨物ドライバーを始める方法」や「始める際の注意点」、「メリットとデメリット」を中心にご紹介していきました。
開業までに必要な手続きやもの、資金が少ないのが最大の魅力です。
ですが、仕事をうまく受けていかないと収入は安定しませんので気をつけてください。
仕事を行なった場合には領収書やレシートといったものは必ず取っておくようにしておきましょう。
他の副業候補とも比較しながら、軽貨物ドライバーやろうと思ったら、行動に移していくとより早く仕事を得て収入に繋げられるのではないでしょうか。
[clink url=”https://keikamotsu-driver.jp/can-women-work-in-keikamotsu-driver/”]